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インフォメーション
株式会社リコジェでは、
生成AI時代の判断支援装置として構想している
PatentRefine(パテントリファイン) および Amarios(アマリオス) について、
NVIDIA が提供する卓上型AI計算環境の性能が、
本構想を実装する上で十分な水準に達していると判断し、
これを前提とした実装・運用方針の検討を開始しました。
検討の前提となる技術的認識
PatentRefine は、
翻訳・逆翻訳・差分抽出・可視化といった処理を組み合わせることで、
意味の揺れや解釈の分岐点を人間が認識できるようにする
判断支援型の思考補助装置です。
本構想において必要とされるのは、
- 大規模モデルの学習や再学習
- 高頻度・大量アクセスを前提としたクラウド処理
ではなく、
- 限定された文書量に対する安定した推論処理
- 翻訳・逆翻訳・差分解析を同一環境で実行できる計算能力
- 秘密文書を外部に出さずに完結できるローカル実行性能
です。
NVIDIAが提供する近年の卓上型AI計算環境は、
これらの要件を満たすGPU計算性能とメモリ構成を備えており、
PatentRefine の想定処理をローカル環境で実行するには十分な性能を有する
と判断しています。
「十分である」という意味
ここでいう「十分」とは、
翻訳精度の競争やAIの自動判断を目的とするものではありません。
- 翻訳と逆翻訳を並列的に処理できる
- 差分抽出や意味的比較を遅延なく行える
- 判断材料を提示するための推論処理が安定して動作する
という、PatentRefine が本来担う役割を損なわずに実装できる
という意味での十分性です。
この水準に達したことで、
PatentRefine はクラウドAIに依存せず、
ローカル完結型の判断支援装置として現実的に構築可能な段階に入った
と位置づけています。
今後の検討方向
この技術的前提を踏まえ、現在は、
- NVIDIA卓上AIを前提としたローカル実行構成
- 秘密文書を扱う業務での安全な運用形態
- Dify等を活用したワークフロー実装との親和性
- 株式会社リコジェが担うべき役割(専業・協業の在り方)
といった点について、検討を進めています。
現時点では、特定の製品化や販売形態を決定しているわけではなく、
技術的に実装可能な条件が整ったことを踏まえた検討開始の段階です。
おわりに
生成AIの活用においては、
「何ができるか」だけでなく、
「どこまでをAIに任せ、どこからを人間が判断するのか」を
技術基盤の段階から設計することが重要になりつつあります。
NVIDIA卓上AIの性能が
PatentRefine の実装要件を満たす水準に達したという認識は、
その設計を具体的に検討するための、重要な前提条件の一つです。
本件については、
今後の検討の進展に応じて、あらためてお知らせします。