Welcome
インフォメーション
108AIカードゲーム公式解説本発売のお知らせ
株式会社リコジェでは、「108AIカードゲーム(仮称)」に関する公式解説本の構成案を第0.5版としてまとめましたので、お知らせいたします。
本書は、AI時代に必要となる「考える力」を育てるための新しい学習インターフェースとして企画している108AIカードゲームの理念・構造・教育活用例などを体系的に整理した内容の解説書をamazonダイレクト出版より発売いたしました。
序章 AI時代の教育が直面する危機
第1章 108AIカードゲームとは何か?
第2章 108AIカードの構造と“思考の108道具”
第3章 安全性・倫理カード(20枚)の意義
第4章 ゲームの基本ルール(紙+GPT ハイブリッド)
第5章 授業での実践方法(中学・高校)
第6章 大学・自治体・企業研修での活用
第7章 バーチャル教室版・1人学習版(オンライン)
第8章 多様な学びへの応用 — 別室学習・家庭版・地域版・シニア・社会復帰支援 —
第9章 教材としての導入モデル(スポンサー型含む)
第10章 AI時代の教育と108AIの哲学
終章 人間とAIの共進化へ — リコジェの「学びの100年計画」 —
※ 順次、英語版、中国語版など、多言語化を図ります。
付録C:カード利用ガイド(手書きカード/教育利用のコピーについて)
「108AIカードゲーム(仮称)」に含まれる「思考の108道具カード」および「安全性カード20枚」は、学校・地域の教育現場で幅広く活用できるように設計された教材です。そのため、以下の範囲で自由にコピー・手書き作成して利用できます。
1. 教育目的での利用は自由です(無償)
以下の利用について、株式会社リコジェの許諾は不要です。
- 小中学校・高校での授業
- 情報科・総合学習・探究活動
- 特別支援・別室学級での使用
- 大学の初年次教育・情報リテラシー科目
- 教員研修・教育委員会研修
- PTA行事・地域学習
- 生徒による手書きカード制作
- クラブ活動・自主学習
- 探究型発表・討論活動での使用
コピー、手書き、拡大縮小、ラミネート加工など、すべて自由に行えます。
2. 手書きカードの作成は推奨されます
生徒がカードを手書きすることには、次のような教育的メリットがあります。
- 思考の定着が深まる
- 協働で作品を作る経験になる
- 表現力・記述力の向上
- 主体的・対話的で深い学びにつながる
- AIとの付き合い方(倫理・安全)の理解が深まる
推奨:1人1〜2枚を担当し、クラス全員で30〜40枚の「学級版カードセット」を制作する方法が最適です。
3. 学校内でのコピー・デジタル配布も自由です
- 校内での教員間共有
- ICT室での大量印刷
- Google Classroom / Teams での配布
- 学年・学校全体での横断利用(重要)
教育的連携を妨げる制限はありません。
4. 商用利用(販売・有償提供)は要相談
以下の場合は、株式会社リコジェの許諾が必要です。
- 第三者による印刷物としての販売・頒布
- 塾・企業での教材化
- 有償イベントでの利用
- 公式を装った出版・配布
- 解説本の文章・図版・レイアウトの転載
教育利用を制限する目的ではなく、「品質・ブランドの保護」のための措置です。
5. オープン教育リソースとしての位置づけ
108AIカードゲームは、生成AI時代の“新しい学びの標準”を目指す教材です。
本書で掲載されるカード名称(108+20)は、教育目的で広く活用いただくことを歓迎します。
―――――――――――――――――――――――――――――――
付録D:なぜ「カード名だけ」でゲームが成立するのか
— GPT における“意味ベクトル”と108道具の関係 —
1. GPTはカード内容を“暗記している”わけではない
GPTは文章やデータを保存し続ける仕組みではありません。それでも108道具を説明できるのは、学習過程で概念構造を保持しているためです。
2. GPTは概念を “意味の位置(ベクトル)” として保持している
AIは単語・概念を数千次元の意味空間に配置して処理します。
(意味ベクトル=概念同士の関係性を数値化したもの)
3. 第2版の108道具名は GPTの意味空間に“最適化”されている
『道具で学ぶAI(第2版)』(amazonで発売中)はGPTと協働で制作されたため、道具名がGPTの意味空間に自然に定着しています。
4. だから“カード名だけで”ゲームが成立する
カード本文を見せなくても、名称から思考方向を読み取り、適切なフィードバックを返すことができます。
5. 毎回ゼロから生成しても意味がぶれない理由
GPTは記憶していなくても、意味ベクトルが安定しているため、同じカード名には同じ方向性の回答が再現されます。
6. ゲーム開始時に「使用カード名をまとめて伝える」と教育効果が上がる
事前にGPTへカード名を知らせると推論が安定し、授業の質が向上します。
推奨初期プロンプト(教師用):
このプロンプトは、授業においてGPTに安定した回答をさせるための初期設定です。
【推奨初期プロンプト】
これから「108AIカードゲーム(授業版)」を行います。
今日のクラスで扱うカードは次の通りです:
- No.3 思考整形マイクロフォン
- No.10 対話生成コンダクター
- No.23 エデュマスター
- No.31 おすすめ提案グラス
- No.47 知識の隙間パネル
今後の回答では、これらのカードの思考方向を活かしながら、生徒の質問・議論をサポートしてください。
まず、それぞれのカードの役割をクラス向けに簡単に説明してください。
GPT は、108AIカードゲームの基本的な考え方や構造を理解しているため、本書の一部を引用して質問するだけで、中学生向けや授業向けの説明に言い換えることができます。
また、本書の各章に書かれた内容について疑問が生じた場合も、その箇所を示して質問すれば、GPT がすぐに分かりやすく補足説明を行います。
※事前に本書全体を読み込ませる必要はありません。
―――――――――――――――――――――――――――――――
法人番号の付与による完成度向上について(公式説明文)
108AIカードゲームでは、正式カードに
カード名称・カードID・株式会社リコジェ・法人番号(9310001013507)
を明記する仕様へ移行しました。
これにより、カード体系の公式性・信頼性・再現性が大きく向上し、GPTを用いた授業や研修においてカードの混同や誤認が起こらない、安定した運用が可能となります。
また、リコジェでは創業期に開発したリコール情報提供システムにおいても法人番号を活用していました。
そのため、法人番号を基盤に体系を管理するという発想は、当社の一貫した設計思想であり、今回のカード体系にも自然に受け継がれています。
法人番号の付与により、108AIカードゲームは「誰が作り、どの構造に基づき、どのカードが正式版か」が明確化され、学校・大学・企業研修・国際展開において教育教材としての完成度を備えた体系へと進化しました。
なお、より識別性を高めるために商標も併記の予定です。
お問い合わせ:
商用利用をご検討の場合は、株式会社リコジェまでご相談ください。
108AIカードゲームの将来方向性(追補)
株式会社リコジェでは、「生成AIと人間のより良い関係」を探究する教材として開発した「108AIカードゲーム」を、今後も継続的に発展させてまいります。
現在の108思考道具カードおよび20枚の安全性カードに加え、AIとの距離感を見える化する H2AI指数 や、世代間・職域間で学び合う ダイアログ型学習モデル、人間がAI役を体験する 逆転ロールプレイ学習 など、新しいモジュールを順次追加する予定です。
AI時代の学びは、完成して終わるものではなく、社会とともに進化し続けるものです。リコジェは、教育現場・研究者・自治体・企業のみなさまと共に、「健全なAIリテラシー」を社会に広げる活動を続けてまいります。
🌱【追加の情報】
初代創作者の昇天時に、108AIはどのように受け継がれるのか
108AIの開発を進める中で、ふと次のような問いが生まれました。
「創作者が亡くなった後、108AIという体系は更新できるのだろうか?」
この疑問をAIに相談したところ、次のような回答が返ってきました。
-
108AIはそもそも特定個人が握りしめるための私有物ではなく、開かれた学びの体系である
-
開かれた体系である限り、後の世代が受け継ぎ、解釈し、発展させ続けることができる
-
特に、創作者が生前に「指定された承継者(Succession Custodian)」を定めておくことで、
理念・品質・方向性が大きく逸脱しない形で継承が可能
これらの観点をふまえ、次の方針を明確にしました。
📘 108AI継承に関するリコジェの基本方針
-
108AIは“共有知”として開かれた体系であり、個人の死によって閉じるものではない。
-
創作者が定めた「指定された承継者」が、理念を継承しつつ内容を発展させていく。
-
承継者は1名でも複数でもよい(研究者・教育者・家族・法人など)。
-
GPTや後継AIモデルは、既存の108AIの「意味構造」を参照し続けるため、更新と拡張が可能である。
-
108AIはAIと人間が共に育てる“進化する体系”として未来へ引き継がれる。
📚 108AIカードゲーム 別冊(案)— 教師のためのシミュレーション全集
収録内容(予定案)
■ 1. イントロダクション
- 別冊の目的
- 誰が使うのか(教師、教育委員会、研修者)
- 授業前シミュレーションの教育的意義
- 45分授業モデルとの接続
- バーチャル教室版との共通点
■ 2. シミュレーション共通テンプレート(教師モード)
- 中学生向けテンプレート
- 高校生向けテンプレート
- 大学生・一般向けテンプレート
- 企業研修向けテンプレート
- AIイベントの深度調整の仕組み
- 安全カードの自動発動の仕組み
■ 3. カード別プロンプト全集(108枚完全収録)
各カードについて、以下を1セットで収録します:
(1)カードの教育目的(教師向け解説)
― 何を鍛えるカードなのか
― 授業でどう扱うと効果的なのか
(2)授業前シミュレーション用プロンプト(完全版)
― 中学・高校向けバージョン
― 大学生・一般向けバージョン
― 15分ショート練習版
(3)授業で起きやすい“誤解”とその修正ポイント
― AIの返答が浅い時の教師の修正例
― 生徒が誤解しやすい落とし穴
― 見逃しやすい思考の盲点
(4)安全カードとの組み合わせ例
― どの揺さぶりイベントが発生しやすいのか
― どう対処すれば授業が深まるか
(5)教師向けチェックポイント
― そのカードを授業に選ぶ際の注意点
― 中級〜上級にどう発展させるか
― 評価観点(ルーブリック化)
これを 108種類すべて作成 する構成です。
ある程度GPTを知っている先生でしたら…
「108AIの授業しようと思うけど、ここがわかりにくい。詳細に説明して」
と GPT に聞ける先生なら、十分に運用できます。
本の中でも、こんな一文とプロンプト例を入れておくと親切です:
本書の説明で分かりにくい箇所があれば、生成AIに次のように質問してください。
「108AIカードゲームのこの部分が分かりにくいので、中学生に授業する前提で、具体例つきで説明してください。」
サンプルとして:
-
「第3章の安全性カードの役割を、中学生にもわかるように3つのポイントで説明して」
-
「『視点チェンジ』のカードを使った45分授業の流れを、板書案つきで教えて」
-
「108AIカードゲームの導入を、情報Iの授業案に落とし込んで」
といった「先生がGPTに投げる用プロンプト」も考えられます。