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2026-01-08 03:36:00

判断をAIに委ねないという立場について

―― 西垣通氏・Sol Rashidi氏・Amarios に共通する一点 ――

生成AIが急速に社会へ浸透するなかで、
私たちは日々、驚くほど自然に「答え」を受け取れるようになりました。

しかしその一方で、
その答えを判断として引き受けているのは誰なのか
という問いは、静かに後景へ退きつつあります。

この点について、立場も国も異なる二人の識者が、
同じ方向から警鐘を鳴らしています。


情報思想からの警鐘西垣通 氏

情報学・情報思想の分野を長年牽引してきた西垣通氏は、
対話型生成AIについて
放っておけない
という強い表現を用いています。

その懸念は、
AI
が間違えるから危険だ、という単純な技術論ではありません。

3AIブームにおける
「確率的にもっともらしい応答」という発想の転換が、
人間の思考や判断の主体性を、
知らず知らずのうちに置き換えてしまう構造そのものへの危惧です。

西垣氏は一貫して、
意味の理解、価値判断、責任の引き受けは、人間にしかできない
という立場を崩していません。


実務の現場からの警告 ― Sol Rashidi

一方、グローバル企業でAI導入を牽引してきたSol Rashidi氏は、
より実践的な言葉で、同じ問題を指摘しています。

彼女は、
AI
による文章生成や意思決定の自動化が進むほど、
人間の
書く力・考える力・判断する力が萎縮する危険
を強調します。

AIは人間を置き換える存在ではなく、
人間の思考を加速する道具であるべきだ
判断と責任は、常に人間側に残さなければならない。

これは実務家としての経験から導かれた、
極めて現実的な線引きです。


同じ方向を向くもう一つの試み ― Amarios

アマリオス(Amarios)は、AIそのものではありません。

生成AI時代において、
判断をAIに委ねないための「スタンス」
そして
判断を人間に残し続けるための設計思想です。

西垣氏が思想として問い、
Rashidi
氏が行動規範として示した危惧を、
アマリオスは
壊れにくい構造として実装しようとする試み
と言えます。

  • AIは助言する
  • 人間は考える
  • 判断と責任は人間が引き受ける

この順序を崩さないこと。
それがアマリオスの最も重要な原則です。


三者に共通する一点

三者の表現や立場は異なりますが、
共通する核心は明確です。

AIに答えは任せても、判断は任せない

この一点において、
思想・実務・実装という異なる層が、
同じ方向ベクトルで重なっています。


おわりに(リコジェとして)

株式会社リコジェは、
AI
を否定する立場でも、
無条件に推進する立場でもありません。

私たちは、
人間が判断を引き受け続けられる構造を、どう残すか
という問いに、静かに向き合い続けます。

アマリオスは、そのための一つの試行です。
正解でも完成形でもありません。

 

ただ、
「判断を奪わない」という一点だけは、
これからも揺らがせないと考えています。