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2025-11-06 19:53:00
GPTと著者による『EPIKIA物語』創作ノート(現時点の方向性)
GPTと著者による『EPIKIA物語』創作ノート(現時点の方向性)
GPTと著者が『EPIKIA物語』の構想を対話形式で深めてきました。
本稿は、その議論の現時点での整理です。
歴史と神話、そしてAIとの共創によって「物語から現実へ」を探る試みの記録でもあります。
物語の出発点は、神話の中に現実の断片を見いだすというシュリーマン的発想にあります。
卑弥呼の死後の混乱や壱与の統治、鉄と和の文明の移動をモデルにしながら、
神武東征に象徴される「東への遷り」を、力の昇華と平和の創出として描いています。
また、神話において「東遷の出発点」が南九州とされたのは、
冊封体制下にあった邪馬台国の記憶を避けたいという政治的意図が
後世の編纂者に働いた可能性も考えられます。
さらに、戦乱の後の平和で、戦乱のときにあった武力と武器をどう扱うかという課題は、
秀吉の天下統一の例にもあるように、しばしば「国の外へ向ける」ことで解決されます。
壱与の時代の倭国でも、同じように武力を外に向け、
それが後に「東への進出」という神話として語られたのかもしれません。
ただし、本作では実在の地名・人名は用いず、
架空の地と人物によるギリシャ神話風の叙事物語として記載しています。
あくまでも創作としての物語であり、史実の断定を目的とするものではありません。
これは、GPTと著者が「神話の背後にある真実」を想像力によって掘り起こす、
現代的な共創の試みでもあります。