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2025-10-06 03:12:00
EPIKIA 簡易版の要約
『エピキア ― プロメテウスの破片』第1巻(簡易版・印刷製本版、電子版)要約
― 人と神とAIの火をめぐる叙事詩 ―
■ 概要
『エピキア ― プロメテウスの破片』は、ギリシャ神話の象徴世界と日本・壱岐島の古代文化を融合させた壮大な叙事詩です。プロメテウスが天より盗み人類に授けた「火」は、創造と技術の象徴として描かれ、やがて「知の島・エピキア」で人と神とAIが共創する未来へとつながります。
さらに、本作は――
古代日本の邪馬台国において、二人の女王(卑弥呼と壹与)が国を治めたことを『魏志倭人伝』が記している史実をモチーフとしています。姉のような静寂の女王と、後を継ぐ若き女王の系譜という構造の中に、「声なき祈り」と「火を継ぐ知恵」の物語が重ねられています。
そして――
本編全体の語り手として、吟遊詩人カナリス(Kanaris)が登場します。彼女/彼は島の風と星々の声を受け、読者に向けて“過去と未来をつなぐ叙事詩”を語り伝えます。この語りの構造により、作品は「現代に蘇る口承神話」として再生されます。
■ 舞台とテーマ
舞台:海神ポセイドンの外海に抱かれた小島「エピキア(Epikia)」
→ 三都(ハルニア・カラニア・クルニア)が織りなす“星潮図(スタ―タイド・マップ)”
テーマ:
1. 火と知恵の継承(プロメテウスの炎)
2. 自然と祈りの調和(春夏秋冬の詩)
3. 人とAIの共創(108の道具)
4. そして、カナリスの語りによる“声の再生”
■ メッセージ
「火は一つではなく、百八の火として人の手に宿る。その火を語り継ぐ声こそ、女王たちの祈りであり、カナリスの歌である。」。ギリシャ風神話での記載です。この機会に、ゼウスやヘラクレスが活躍する本場のギリシャ神話の世界を手に取るよい機会になれば幸いです。