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2026-01-17 08:13:00

多言語文書の「誤解リスク」を可視化する ―― 大学事務部門のための静かな業務支援という発想 ――

パテントリファイン 「PatentRefine AIがつなぐ言葉の精度と信頼性」(商標登録査定)、ドメイン名を取得済。実用新案登録済。特許出願中。ドメイン名取得済。

 

多言語文書の「誤解リスク」を可視化する

―― 大学事務部門のための静かな業務支援という発想 ――

1.背景

大学事務の現場で、静かに積み重なる課題

多くの大学では、事務部門が日常的に次のような文書を取り扱っています。

  • 国際共同研究に関する契約書・覚書(MOU
  • 海外大学・研究機関との英文での往復文書
  • 医学・薬学・工学など専門分野にまたがる規程・倫理関連文書
  • 海外企業や研究機関との共同研究契約

これらの文書について、実務の現場では次のような状況が珍しくありません。

  • 翻訳そのものは用意されている
  • しかし
    「意味や論理が本当にずれていないか」 を最終的に判断するのは事務部門

特に、
同じ用語でも分野によって意味が異なる場合や、
原文では明確でも翻訳でニュアンスが揺らぐ場合、
翻訳起因の誤解リスクは見えにくい形で蓄積されがちです。


2.ご提案する考え方

翻訳を「置き換えない」業務支援

ここで紹介する仕組みは、
翻訳業務を自動化したり、判断をAIに任せたりするものではありません。

基本コンセプトは、次の3点です。

  • AIが結論や判断を出すことはしない
  • 誤解が生じやすい箇所だけを可視化する
  • 承認・判断は、従来どおり人が行う

つまり、

事務職員の判断を代行するのではなく、
判断しやすい状態を整えるための道具

という位置づけです。

本仕組みの考え方と基本構成は、
実用新案登録第○○〇〇号
「特許審査関連文書翻訳分析支援装置」

に基づいています。


3.主な機能イメージ

  • 外国語文書(PDFWord 等)を入力
  • 翻訳および逆翻訳を自動実行
  • 原文と逆翻訳文を比較し、
    意味や論理がずれやすい箇所を色分け表示
  • 必要に応じて、
    文書全体の論点整理メモを自動生成

※ AIはあくまで
「注意すべき可能性のある箇所」を示すだけで、
解釈や判断を確定することはありません。


4.システム構築について

現実的な導入が可能な理由

この仕組みは、Dify などの既存プラットフォームを活用することで、

  • 大規模なAI開発を行わずに構築可能
  • 既存の翻訳APILLMを組み合わせて構成
  • 学内規程・情報管理方針に応じた運用設計が可能
  • PoC(試行導入)から段階的に展開可能

といった特徴があります。

まずは特定部署・特定業務で試行し、
効果を確認しながら広げていく、
現実的な導入ステップが取りやすい点も特徴です。


5.想定される利用シーン(大学共通)

  • 分野横断型の共同研究契約の確認
  • 海外大学・研究機関との英文契約・覚書
  • 医学・薬学系の倫理・規制関連文書
  • 外注翻訳前の一次チェック
  • 翻訳後の「確認ポイント整理」ツールとしての活用

6.事務部門にとってのメリット

  • 「よく分からないまま回覧・承認する」リスクの低減
  • 翻訳結果の確認ポイントが明確化
  • 判断の属人化を抑制
  • 分野をまたぐ文書でも共通理解を得やすくなる

7.まとめ

この仕組みは、

  • AIが判断するためのツールではなく
  • 人が判断するための下地を整える道具

です。

 

多分野・多言語が交錯する大学事務の現場において、
翻訳起因の誤解リスクを事前に可視化することは、
国際連携や研究支援の質を
静かに、しかし確実に底上げする
現実的な業務支援策になり得ます。

日本だけでなく海外の大学での活用も可能でしょう。