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2025-12-26 03:12:00

GPTに依存しないAI活用という選択

――108AI(アマリオス)は、どの生成AIでも動作する「判断の設計思想」である

生成AIの活用が当たり前になりつつある現在、多くの企業や組織が次の段階に入りつつあります。
それは「AIを使うかどうか」ではなく、

  • AIに何を任せてよいのか
  • 何を人間が決め続けるべきか
  • その境界をどう説明できるか

という問いです。

株式会社リコジェが提唱してきた 108AI(現在の呼称:アマリオス) は、
まさにこの問いに正面から向き合うための枠組みです。

そして結論から言えば、
アマリオスはGPT専用ではありません。
特定の生成AIに依存せず、どのAI環境でも成立します。


AIを「開発しない」からこそ、AIに依存しない

リコジェの108AI(アマリオス)は、
AI
モデルそのものを開発する取り組みではありません。

  • GPTを作らない
  • Geminiを作らない
  • 独自LLMを売らない

その代わりに私たちが設計しているのは、

AIと人間の役割分担を明確にする「思考支援の運用体系」

です。

つまり、108AI(アマリオス)は
「どのAIを使うか」ではなく、
**
AIをどう使ってはいけないか」**を言語化する思想でもあります。


GPT以外でも動作する理由

アマリオスがGPTに依存しない理由は単純です。

108AIが定義しているのは、

  • 推論アルゴリズム
  • モデルの性能
  • APIの呼び方

ではなく、

判断を誰が行うのか、という主語の設計

だからです。

どの生成AIであっても共通しているのは、

  • 自然言語で対話できること
  • 複数の視点を提示できること
  • 助言や案を出せること

これらの能力がある限り、

  • GPTでも
  • Geminiでも
  • Claudeでも
  • 社内オンプレミスAIでも

アマリオスはそのまま機能します。


「組み込む」とは、AIを足すことではない

アマリオスを既存AIに「組み込む」と聞くと、
新しいAIエージェントを追加することを想像されがちです。

しかし、実際に行うのはそれではありません。

  • 新しいAIを導入しない
  • システムを作り替えない
  • API連携を増やさない

代わりに行うのは、

AIに問いを投げる前後の判断構造を整えること

です。

たとえば、

  • この問いは「人が決める前提」か?
  • AIは結論を出してよいのか?
  • 出力は判断材料か、判断結果か?

こうした点を明示するだけで、
AI
の使われ方は根本から変わります。


なぜ社内だけでも実現できてしまうのか

正直に言えば、
アマリオス的なAI活用は、リコジェに知られずとも社内で実現できます。

  • プロンプトを書ける人がいれば
  • ルールを作れる人がいれば
  • AIに任せすぎない」という意識があれば

似た仕組みは作れます。

これは欠点ではありません。
むしろ、思想として正しい方向にある証拠です。


それでも「第三者の診断」が必要になる理由

社内実装だけで進めると、必ず次の壁にぶつかります。

  • これで本当に合っているのか?
  • 担当者が変わったら維持できるのか?
  • 事故が起きたときに説明できるのか?
  • 我流になっていないか?

ここで必要になるのが、
外部の、思想を体系化してきた第三者の視点です。

108AI(アマリオス)は、

  • 108という閉じた体系
  • 各道具(エージェント)ごとの
    「できること/できないこと/注意点」
  • 判断主体を壊さない文章設計

を長年かけて言語化してきました。

この「言語の蓄積」こそが、
簡単には真似できない価値です。


真似される前提で成立するビジネス

アマリオスは、
「独占」や「囲い込み」を目指す仕組みではありません。

むしろ、

  • 思想は公開される
  • 社内実装は自由
  • 試行錯誤は歓迎

そのうえで、

迷ったとき、壊れかけたときに戻ってこられる場所

として存在することを目指しています。

これは、

  • AIを売るビジネスではなく
  • ツールを売るビジネスでもなく
  • 判断の健全性を支えるビジネス

です。


AIが進化するほど、価値は増す

生成AIはこれからも進化し続けます。
モデルは賢くなり、答えは速く、自然になります。

しかしその分だけ、

  • 人が考えなくなる
  • 判断の責任が曖昧になる
  • 「なぜそう決めたか」が説明できなくなる

というリスクも増大します。

だからこそ、
**AI
の上に載る「判断の憲法」**が必要になります。

108AI(アマリオス)は、
まさにそのための枠組みです。


おわりに

リコジェは、AIを作る会社ではありません。
AI
を「どう使うか」を問い続ける会社です。

GPTであっても、GPT以外であっても、
どんなAIが登場しても、

最終的に判断するのは人間である

 

この前提を壊さないために、
108AI
(アマリオス)は存在します。