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古代物語

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古事記 大八島のうた

 

作詞:白石光男(歌詞案)2026年10月25日 / 「鉄道唱歌」の旋律で(多梅稚 作曲)

一  国生み

いざなきのかみ  いざなみと
あめのうきはし  ふたりたつ
あめのぬぼこを  うみにさし
おのごろじまに  はしらたつ

漢字で知る古事記のことば 伊邪那岐神・伊邪那美神 — 国生みを行う二柱の神
            天浮橋・天沼矛 — 天上の橋と、海をかき混ぜる矛
            淤能碁呂島 — 最初に生じた島

二  初めの四島

あわじのしまを  はじめとし
いよのしまには  よつのかお
おきのみつごの  しまうまれ
つくしのしまも  うまれたり

漢字で知る古事記のことば 淡道之穂之狭別島 — 淡路島
            伊予之二名島 — 四国(四つの面をもつ島)
            隠伎之三子島・筑紫島 — 隠岐の島々・九州

 

三  壱岐の島

いきのしまこそ  いつつめに
ひとつはしらの  なをたもち
あめとつちとを  むすびつつ
うみのかなたへ  こえひびく

漢字で知る古事記のことば 伊伎島 — 壱岐島。大八島の第五番目
            天比登都柱 — あめひとつはしら。壱岐に与えられた別名


 

古事記 大八島のうた (つづき)

四  対馬の島

つしまのしまは  むつめなり
さでよりひめの  なをのこす
ふたつのうみを  むすぶしま
ふねのゆくてに  かぜわたる

漢字で知る古事記のことば 津島 — 対馬。大八島の第六番目
            天之狭手依比売 — あめのさでよりひめ。対馬に与えられた別名

五  大八島の完成

さどのしまへと  こえわたり
おおやまととよ  あきつしま
やつのしまじま  うみおえて
くにのはじまり  うたとなる

漢字で知る古事記のことば 佐度島 — 佐渡島
            大倭豊秋津島 — 本州を指す島名
            大八島国 — 先に生まれた八つの島をまとめた名

 

六  歌を待つ島々

やつにかぞえぬ  しまもあり
ちいさきしまも  こえをもつ
うたをまつしま  わすれまじ
うみをへだてて  こころあう

漢字で知る古事記のことば 大八島のほかの島々 — 『古事記』には吉備児島・小豆島なども登場する

歌唱メモ 壱岐・対馬の第三・第四番を山場に、終曲は穏やかに。約3分を目標に前奏・間奏等を調整。伴奏なしでも歌える。

注 歌詞は『古事記』原文の引用ではなく、国生み神話を題材とする創作です。

 

  第三番の「あめとつちとを むすびつつ」は「天比登都柱」から広げた詩的表現です。表記は読みやすい字体に整えています。

  ©2026白石光男(歌詞) 旋律:鉄道唱歌(多梅稚 作曲)